怒っても無駄なのは感情だからです
大切なのは事実と道理です
子どもは大人の思い通りには行動しないものです
大人の意思に反して子どもが行動すると、たいてい制限をかけられます。大人の意向にそわない時も、無理強いされます。でも子どもは、たいていの場合、大人が思った通りには行動しません。
大人は自分が自分を律しているつもりであることが多いようです。多くの大人は「子どもにも『これくらいの我慢』はできて当たり前だ」と、どこかで思い込んでいるものです。
実は大人も思い通りには行動していません
でも実際には、大人の心もコントロールできてはいないものです。大人自身が思っている半分はもちろん、4分の1もコントロールできる人はまずいないでしょう。
自分で意識できているのは文字通り氷山の一角で、心も行動もほとんど「無意識」が決めているからです。
気持ちで動かしても何も伝わりません
親になると自分が思った通りにならない子どもを、ついつい叱ったり、なじったりしてしまいます。仮にその時は指示通りに行動させることに成功したとしても、たいてい失敗です。子どもが本心からその気になっていなければ、「やった」のではなく「(うるさいから)やってやった」に過ぎないからです
大事なことは、事実と道理を伝えることです
大事なことは、子どもが自分でやる気になる可能性を広げるために、事実や道理を示すことです。気持ちでは何も伝わりません。