イップス

できることができなくなる病気

プロ野球やプロゴルフのファンでなければ「イップス」という言葉を聞いたこともないかもしれません。

イップスというのは身体的には何の問題もないのに、スポーツをしている最中に筋肉が固まったりして思うようにプレーができなくなることです。

野球では、いつもと同じように送球したつもりなのに、とんでもない暴投になってしまう。ゴルフではパターのときに手が震えてしまって思うように打つことが出来ない。練習の時には軽くできることが、いざ試合となるとダメになってしまうという症状のことです。

でも実は、こういうことはスポーツだけのことではなく、音楽や演劇でも起こりますし、学校の勉強でも起こっていると思われます。

テスト恐怖症というイップス

小テストではスラスラ解けていた問題が、定期テストでは突然解けなくなったりすることもあります。

私の教え子で言えば、京都大学志望で模擬試験ではいつもA判定だったのに、センター試験の英語でなぜか頭が真っ白になってしまい、その後のテストもボロボロ担ってしまったこともあります。

彼の場合は、大事な本番に至るまで気づくことがなかったのですが、実はその兆候はずっと前からあったのではないか、と思っています。

野球で言えばキャッチボールも出来なくなる人もいるようですが、それほどひどくなる前にも、微妙にコントロールいつもより悪い日とかがあったはずなのです。

早期発見のためのプリント学習

でも毎日のように続く試合の中で「ちょっと調子が悪いだけ」「昨日は○○が気になったから」などと、自分の身体や心の声に耳を傾ける余裕がない状態が続くと、ある日突然とても大変な症状が噴出した、ということなのではないでしょうか?

だとすれば、日々の自分の状態を計るリトマス試験紙のようなものがあると良いということになります。が開発したおかだ式プリント学習は、それができる一つの方法です。

【参考】