時間を有効に使いたいのなら、ストップウォッチを活用しましょう
目標時間を決めるのがポイントです
どんなことをするのでも
やり終えるまでの目標時間を決め
その時間以内にできるように
というかまえで取り組み
かかった時間を測って記録し
その記録を時々ながめて
アレヤコレヤと考えるのは
とても面白いことです
何が面白いのかというと
自分にどんどん力がついていくのが見えて
さらに伸びるためのアイデアも
どんどん浮かんでくるからです
やり方のエッセンスは計算練習の中に
私はできるだけ多くの人に
どんなことであっても
スラスラと正確にできるまで
あきらめずにコツコツと学び続ける力
を身につけてほしいので
「計算練習」をおすすめしています
学び続ける力を養うエッセンスが
「計算練習」の中に
すべて詰まっているからです
私のオススメする計算練習に必要な道具は
私が作ったA4サイズのプリントと
記録をつける表です
全部で300種類くらいあるプリントには
それぞれ学習時間が書いてあります
筆算のたし算のまとめなら
三桁の数と三桁の数のたし算が63問あります
それが5分30秒以内で
ミス2つまででできるのが
基本となる目標です
だいたい1問5秒位ですね
ちなみの今日の私がやってみると
思いっきりていねいな字で
思いっきりゆっくりやって
4分57秒でできました
そこそこ「スラスラと正確に」を目指す
つまりこの学習時間の基準は
少しゆるめなのです
普通に生きていくためには
世界一はもちろん
住んでいる自治体で一番の速さで
スラスラと正確にできる必要は
ありませんから
せいぜい
考え込まず
特に悩むこともなく
そこそこ正確にできれば
困ることはありません
だからそのレベルが
さしあたっての目標です
初めて学ぶ子どもが
次のステップに進んでも困らない
という経験則から
その時間を決めました
実はスラスラできないことは多い
とはいうもののこの基準は
それほど簡単でもありません
わたしの経験から言えば
中学1年生ならば
半分くらいの子どもたちは
小学校で習うひき算の筆算が
7分も8分もかかったり
ミスが5個も6個もあるのが普通です
学校のテストの基準は
スラスラ正確にできること
ではなく
やり方を知っていて
多少時間がかかっても
間違わずにできる
というものだからです
しかしその程度の計算力では
高校数学はもちろん
中学受験でもあまり役には立ちません
※ 参考記事
この学習時間内で
ミスの数が2個以内なら
次に進んでもいいよ
というのが一応のルールです
本当にスラスラ正確に
と考えると
もっと時間が短くなるまで
繰り返してもいいのです
少し学習障害的なところがある場合は
1〜2分ぐらいオーバーしていても
自分でいいと思えば
先に進んでもいいのです
大事なのは
その人の実態にあった
速さと正確さを目指すことだからです
スラスラ正確にと言っても
人によって
時間の感覚も違います。
大切なのは
スラスラと悩まずにできている
という自分の感覚です
頑張ったり焦ったりしないで
流れるように手が動いている
という感覚です
自分なりの目標を立てて近づいていくと
ところでこのプリントで学ぶと
能力についてのイメージが
少しずつ変わってきます
たとえば学習時間が
5分と書いてあるプリントでも
初めてやってみると
10分以上かかることもあります
それが毎日1枚練習し続けていると
いつの間にか
10分
8分
6分
とだんだん早くなっていき
最終的には4分以下で
できたりしていくからです
3歳から78歳まで
数百人の方々が
そんなふうに変わっていくのを見てきて
私は
人間の能力は
いくらでも変わっていくんだ
と確信しています
プリント学習を料理に応用する
このやり方は
計算練習以外にも
応用が効きます
例えば
にんじんしりしりを作るとします
初めて作るときは見当もつきませんから
レシピを見て
20分くらいでできるかな?
と思ったとしましょうか
かかる時間を予想して
作りはじめるときに
ストップウォッチを押すのです
そして出来上がってみると
28分32秒だったとします
すると
もうすこし早くしたいなぁ
と思ったとりしますよね
そこで
工夫をするスイッチ
が入るのです
人参の千切りの仕方とか
しりしり器を買ってくるとか
ネッ!
そうして何回かにんじんしりしりを作ると
ある日はガバっと縮まって15分以下だったり
別の日は逆に時間が伸びたりします
そんな風に何回か取り組んで
ふと気がつくと
10分以下でできるようになっている
というわけです
予想と現実のズレから学ぶ
ここで大事なのは
今日は何分位でできそうう
という予想を立てること
そしてその予想とのギャップから
色々と工夫のネタを探すことです
もちろん早くできればいい
というわけではありません
ホントは10分でできるけど
新しい工夫を入れて
今日は15分かけて
もっと美味しく
という目標の立て方も
当然アリです
カギは目標を決め時間を記録すること
実際に力がついていき
その様子が見えて
次のステージに上るために必須なのが
取り組みにかかった時間を記録することです
さらに感じたことをメモすると
もっと深く学べます
そうして学んだことを
時々振り返り
さらにつぎの目標を考えると
生きることは
もっと楽しくなります